玄米食でコレステロールが下がる?

2016年8月19日

32_genmai_cholesterol_t

はじめに

健康に良いと言われている玄米は、毎日食べ続ける事で色んなメリットがあります。その中でも、中性脂肪やコレステロールを下げる効果があると言われているのを知っていますか?

GABAの効果

GABAの働き玄米にはGABAが多く含まれています。GABAは天然アミノ酸の一種で、主に人間や動物の脳やせき髄などの、中枢神経に多く存在している神経伝達物質です。正式名称をγーアミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)と言い、頭を取ってGABAと呼んでいます。
GABAは主に、興奮したり神経が高ぶっている時に摂取する事で、緊張状態を緩和して、ストレスを軽減する効果が期待できますが、それ以外にも実は、血液中のコレステロールや中性脂肪を調整してくれる働きがあると言われています。

内臓の働きを活発にしてくれる

GABAは摂取する事で、腎臓や肝臓といった内臓の働きを活発にしてくれます。すると、先ほど述べた通り、血液中のコレステロールや中性脂肪を調整してくれるのです。また、成長ホルモンの分泌を促進してくれますので、脂肪の代謝もアップするので、中性脂肪がつきにくく、玄米を食べるだけで痩せやすい身体を手に入れる事が出来ると言われているんですよ。

どれくらい摂取すれば良い?

GABAは疲労やストレスが長期間にわたって続いてしまう事で不足してしまうと言われていますが、沢山摂取すれば良いというものではありません。GABAの1日に必要な摂取量は10~50mgと言われています。玄米を毎日食べていれば、問題なく摂取できる量になります。また、玄米食以外にも野菜や麹にも含まれていますので、バランスの良い食事を心がけていれば、まず不足するといったことは無いでしょう。

食物繊維の効果

玄米にはGABA以外にも食物繊維が多く含まれています。食物繊維って便秘を解消するために欠かせない成分だと思われていますが、実はコレステロールを下げる効果も期待できるんです。食べ物が小腸で吸収される際に、一緒に食物繊維がある事で、コレステロールが体内に吸収されずに、一緒に体外に排出をしてくれます。また、体内にあるコレステロールも一緒に絡めて体外に排出をしてくれますので、体内では不足したコレステロールを補うために、血液中のコレステロールを使ってくれます。そうする事で、自然とコレステロール値を下げる事が出来るんです。

玄米食はアレンジすれば美味しく食べられる

玄米食のアレンジ玄米ってそのまま炊き上げますと、どうしてもパサパサしていて食べにくいですよね。主食を白米ではなく玄米にするのであれば、出来る限り美味しい方が長続きするに決まっています。そんな時は玄米は玄米でも発芽玄米や熟成玄米などを食べるようにしましょう。
食感がかなり白米に近くなりますので、長く続ける事が出来ますよ。

おわりに

玄米にはGABAや食物繊維が豊富に含まれていますので、単に栄養価が高いだけではなく、中性脂肪やコレステロールを下げる効果が期待できます。外食続きで体重が気になる人や、生活習慣病予防に何かしたいと考えている人は、是非毎日の生活に玄米食を取り入れてみましょう。玄米だけですと、白米に慣れている人は食感がパサパサしていて非常に食べにくいので、発芽玄米や熟成玄米など、色んな食べ方を工夫してみましょう。そうすれば、飽きずに長く続ける事が出来ますよ。


ページトップへ